[神戸 不動産売却]
2025年11月06日
不動産売却の売主様の心得
不動産売却の売主様の心得
不動産売却の際、特に居住中の際に気を付けて頂きたいことがあります。
第一印象の法則として、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの提唱したメラビアンの法則というのがあります。
これは、初対面の人に対する印象は、
視覚情報が約55%(表情・しぐさ・見た目)、
聴覚情報約38%(声のトーン・速さ・口調)、
言語情報約7%(話の内容・言葉)
の割合で決まるということです。
つまり、第一印象、見た目が大事ということです。
これは不動産売却についても当てはまると感じています。
居住中であると、内覧の際に売主も立ち会うことになります。
購入希望者を連れてくる不動産会社はご自身が売却を依頼した不動産会社でない場合もあります。その際は購入希望のお客様にあなたの不動産(ご自宅)以外の不動産の案内も複数しているのです。その中の選ばれる一件になるためには購入希望者はしかり、購入希望者を連れてきてくれる仲介不動産会社にも悪い印象を与えないほうが良いのでしょう。
売主の第一印象が大事と言っても特におしゃれをする必要性はありませんが、身だしなみは清潔感のあるもので、当たり前ですが横柄な態度はとらないようにすることです。
不動産の第一印象も大事です。売却を決めたら購入希望者の内覧にいつでも対応できるよう常に家の整頓を心掛けておいて下さい。忘れがちですが、クローゼットの中もお見せできればお見せできるようにしておくと良いです。特に、水回り(キッチン・お風呂・おトイレ・洗面)は家の価値につながります。古いのと不潔なのとでは意味合いが違います。築年数が経っていてもこの不動産を大事にされてきたのだということがアピールできます。
買主はあなたの不動産と他の不動産との比較や、あなたの不動産での将来の生活空間をイメージしに内覧に来られています。
資料を見て内覧にまで来られたということは、あなたの不動産をある程度気に入るっているという証拠ですので、あなた自身のイメージとともに物件イメージを崩さないようにすることが大事です。
次に大事なことは、内覧の際に購入希望者に家の事をあれこれ説明したくなるのですが、そこはぐっと我慢をしておくことです。ご自身が服を購入しにお店に入ったときに、店員さんに付きまとわれたり、服の説明などされたりするとゆっくり見たいと感じると思います。
ある程度は第一印象の感覚で良し悪しを決めていますので、聞かれたことだけに答えるだけが好ましいでしょう。
ここでまた、メラビアンの法則ですが、言語情報は7パーセントです。不動産が良ければ売却につながります。ただ、聞かれたことには戸惑わないように、近隣のスーパー・病院・最寄り駅、バス停までの所要時間・学区・売却理由などは準備をしておいてください。
もちろん営業マンもフォローしていきます。
最後にメラビアンの法則でいう聴覚情報ですが、不動産に関しては臭覚情報だと思います。
自信の家の臭いは自身ではわかりません。
特にペットなどを飼われている方は気を付けてください。
ペットを飼われていない方でも、内覧に来られる数分前には家のすべての窓を開けて空気の入れ替えをすることをお勧めします。
100年の恋も臭いで冷めるというではありませんか。臭覚は生理的な不快感につながります。
要は買主側になったつもりでの対応をすれば大丈夫です。
この人からこの不動産を購入したいと思って頂けたら売却に繋がります。


